Safariにパッチ未提供の脆弱性

 この脆弱性は、Safariにおけるwindowオブジェクトの不適切な処理に起因するもの。Safariでは、windowオブジェクトへの参照が残っている状態でwindowオブジェクトを削除することが可能となっており、削除されたwindowオブジェクトをJavaScriptから利用しようとした際に不正なポインター参照が発生。JavaScriptを通じて攻撃者が悪用できるという。

 この脆弱性を悪用した攻撃コードも公開されている。Windows版のSafari 4.0.5で脆弱性の影響を受けることを確認済みだが、その他のバージョンも影響を受ける可能性があるという。回避策として、修正パッチが提供されるまでの間、JavaScriptを無効にすることで脆弱性の影響を軽減する方法を紹介している。

Safariにパッチ未提供の脆弱性、すでに攻撃コードも公開 (INTERNET Watch)