WinXP SP3 何が変わる?

自分用に内容の抜粋。パフォーマンスは劇的には変わらないらしい。

■SP2との違いとは?

しかしXP SP3では、XP SP2ほどの大きな変更は行なわれていない。基本的には、XP SP2がリリースされた後に提供されている更新プログラムを集めた修正パックとなっている。XP SP3にはSP1〜SP2までの修正も含むので、まったく修正パックの導入されていないWindows XPに、XP SP3を直接インストールすることもできる。


個人的に気になるのは、ライセンス認証方法の変更とWPA2のサポート。
WPA2を使うにはサードパーティのソフトを使う必要があったので、SP3で特に入れなくてもよくなるか…。
アップデートでSP3を入れるのではなく、SP3適用した統合ディスクを作ってクリーンインストールしたいからなぁ、どうだろう。
そういえば、OEM版でSP2はプロダクトキーの体系が2種類あるらしい。よって、体系の異なるディスクではダメらしい…、うむ。

追加された機能

ブラック・ホール・ルータの検出機能
ネットワーク上のパケットを自動的に破棄しているルータ(ブラック・ホール・ルータ)を検出する機能。
ネットワーク・アクセス保護(NAP)機能
Windows Server 2008で搭載されたNAP(Network Access Protection)をXPで利用する機能。企業内ネットワーク上のクライアントPCの、ウイルスソフトのチェックやパーソナルファイヤーのオン/オフを検出し、企業内ネットワークに接続できるかどうかを自動的にコントロールする。つまり、クライアントPCが決められた企業内ネットワークのルールにマッチしていないと、ネットワークにアクセスできなくなり、ネットワーク全体でのセキュリティーが強化される。
セキュリティオプションの説明を追加
XP SP3では、グループポリシーエディタ(gpedit.msc)のセキュリティオプションにあるポリシーの詳しい説明が表示されるようになった(画面参照)。
Administrator/Serviceポリシーにおけるセキュリティーを強化
企業ユーザー向けの管理ソフト「System Center Essentials」上で、OSがXPのクライアントPCを管理する場合、セキュリティー上問題があった部分を修正。
Microsoftカーネルモード暗号化モジュール
Microsoftカーネルモード暗号化モジュール (Fips.sys)は、OSのカーネルモードで複数の異なる暗号化アルゴリズムを提供する。
ライセンス認証方法の変更
Windows Server 2003 SP2やWindows Vistaと同様に、XP SP3ではプロダクトキーを入力しなくてもOSのインストールが可能である。プロダクトキーの入力は、OSのインストール後に行なえる。

バグ修正や新機能以外の機能追加

XP SP3には、Windows Updateで提供されている修正以外の、いくつかの機能追加も入っている。これらはすでに、単体でも提供されている。代表的な機能は以下のとおり。Windows Updateで上二つは既に提供されている。

Wi-Fi Protected Access 2(WPA2)
無線LANのための新しい暗号化方式をサポートする。WPA2は暗号化方式にAESを採用。さらに、128〜256bitの可変長鍵が使用できるようになった。これにより、セキュリティーの強固な無線LANアクセスを行なえる。
ピア名解決プロトコル(PNRP)2.1のサポート
Windowsクライアント同士でピアツーピアのネットワークを構築する「Windowsピアツーピア ネットワーク」で、クライアント同士の名前を解決するための仕組み(PNRP:Peer Name Resolution Protocol)をアップデート。
MMC(Microsoft Management Console) 3.0
OSの機能を管理するツールのアップデート
MSXML6
XMLパーサーのアップデート
Windows インストーラ 3.1 v2
インストーラのアップデート
バックグラウンド インテリジェント転送サービス(BITS)
System Center Configuration ManagerとWindows Live OneCareでデータ転送に使用する機能
Windows Server 2003とXP向けのIPsec Simple Policy Update
IPSecの機能を強化
デジタルID管理サービス(DIMS)
ドメインに参加しているユーザーが、アプリケーションやサービスの資格情報と秘密キーにアクセスできるようになる